ダイワ45T投げ用リールスプールケースの作り方 1.使用材料  (1)たけや製ポリプロピレン容器450ccを加工する。  (2)急ストアー、ハンズ、ダイエー系ショップで購入できる。  (3)茶色で表面印刷されているフレンチシリーズが若干柔らかく加工し易い。  (4)赤で大きく450と印刷されたシリーズの容器は少々硬い。  (5)フェルトは底部分の傷防止用に入れておく。洋裁材料店に各色ある。     20センチ角で60円程度、5枚分が取れる。 2.作り方    ケガキ工具のない方の (1)簡単なケガキの仕方   @ケガキ方法は、採寸した所に印を付け、平らな台の上に伏せて置き、    台替りに本を積み上げ油性ペンを採寸切断高さに固定し、    容器を回転させて円周面に切断線を記す。 (2)切断の長さ   @開口部から70ミリ、先端部分から7ミリの部分を切断する。    スプールを当てて実感してください。 (3)道具   @ピラニア鋸     Aやすり    粗研ぎ用のやすり多目的ハンディやすりが使い易い   B布、紙やすり 400程度 800、1000、2000番   Cナイフ    面取り、バリ取り用として使用。   Dバフ     プラスチック研磨用布 (4)道具の注意事項   @切断として使う鋸は、ピラニア鋸のように、目が細かく、押し引き切断、    歯の背が補強されているものが、切り易すいし使い易い。    金鋸も使用できる。糸鋸は切り口がブレるので注意が必要。   Aケースが固定できるような台(チャンネル状)があると工作し易い。    表面に傷がつかないように、容器に布を巻いておく。 (5)切断方法   @切断線上を切るが自信が無いときは不必要部分側を切り、    後でやすりで整える。   A切断線の廻り、残す側をセロテープを貼り保護しておくと傷が付きにくい。   B竹を切るように周囲を廻しながら切っていく。下に切り込むちと切断面が    ズレ易くなるので注意する。   C切断が終わったら400番の布やすりを平に敷き、その上で切り口を整える。    次第に細かい紙やすりで表面を整える。   D次に外側、内側の面取りを行う。これは瞬間接着剤を流し込む為と角を丸め、    他の物を傷つけないためにする。   E先端部分も同じくやすりで整え、面取りする。    特にこの部分は容器に押し込んで固定するため、面が荒れていると    内側の面に傷をつけることになるので、キチンと整えておく。 (6)固定、接着方法   @接着剤は液体瞬間接着剤、ポリプロピレン用を使用する。   A粘度のあるポリプロピレン用接着剤は乾燥が遅く、かつ    仕上り面が綺麗に上がらない。   B組み立て前に予め接着部分にプライマーを塗っておく。   C入り口側から底部分を挿入し、高さを合せる。    先の丸い棒等を使って押し出すといい。後は手で微調整する。   Dフェルトを一枚入れてスプールが動かない高さにする。    スプールの先に巻き糸表示用アルミ板を固定するビスが    ついているのでフェルトを入れてケースに傷が付かないようにする。   Eこの高さは、入り口淵から外寸 73ミリ程度でいい。   F底部分の周囲の高さを合せて底の平面を確保するといい。   G瞬間接着剤を流し込む。付け過ぎ、付けな過ぎに注意する。    周囲にこぼれたものは、そのままにしておき、後で研磨する。   H20分位経ったら、ドライヤーを当て、有機溶剤を蒸発させる。    この時、部屋を密閉せず、窓を開けておき、有機ガスを外部に出す。    この作業をしないで、容器の蓋をしてしまうと、    有機溶剤が蒸発し内部が雲ってしまうので注意が必要。   I細かい傷、接着剤の流れた跡の処理は、    1000⇒2000番の紙やすりに水を付けて磨き出し、    最後はプラスチック研磨用布で光らせる。    研磨用布がない場合は、2000番の紙やすりに固形石鹸と水をつけて    研ぎ出す方法もある。   J出来あがっても蓋をせず、1日位置いておく。    完成です。